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岡崎京子ファンサイト「BIG BOREDOM in WWW」のイケダのブログ。

ヘルター・スケルター ドイツ語版レビュー

id:dice_queさんのところで知りました。なんていうか、案外普通な感想ですね、ドイツ人。

日本に較べたら流通する絶対数が少ないであろうと類推した上で、ヘルター・スケルターなどがドイツのコミックに、あるいはその読者層に影響を与えるならそれはとても興味深いな、と思うと同時に、そもそもの文化の違いから「単なる輸入モノ」として片付けられてしまう可能性もあるんだなー、と思います。積極的に手に取るわけではないのだけど、自分が海外のコミックを目にした際に感じる印象に置き換えてみると。一般論として語るのはどうかとは思うけど、漫画に対して読者は結構保守的なんじゃないか、と考えたりするんですが、その保守的である前提ですらドイツの人には当てはまらないかもしれないので、ええと、すみません。


Pinkの仮面ノリダーにしてもそうでしたが、記号の部分のトランスレートは難しいですね。伝わらないなら削るという選択肢も与えてあげたい。あるいは、翻訳ではなくローカライズか。日本の作家の描いたという漫画のアイデンティティは、そのローカライズによって失われるのかどうか、ええと、すみません。