sitebbiw' memo

岡崎京子ファンサイト「BIG BOREDOM in WWW」のイケダのブログ。

大貫妙子 / カイエ

先週でしたか、届いて観ました。積年の思いがやっと叶えられました。


彼女自身がインタビューで言ってる様に「環境ビデオ」が近いですね。「シンガーとしてでなくソングライターとして、インストゥルメントものがやってみたい。でも映画音楽とかの話はない。なら、ビデオを作ろう。」みたいな経緯での制作だったようです。随分と時間を経て、映画「東京日和(1997)」の音楽を担当されて、かなり嬉しい仕事だったのだろうな、とあらためて思ったりしました。


内容自体は「環境ビテオ」というくらいなので、熱心にモニターを注視するタイプではないですけど、それでも若き日の彼女(とは言っても30代になった頃?)の動く様が見れてときめきました。当時はビデオというメディアが割とこう、新しい表現手段みたいな印象があった気がします。そして同時にインスタントな画質でもあった気がします。専門的なことは分からないですけど。とりあえず言えるのは、画質が80年代だなー、と思ったということ。映される風景など映像や、鳴らされる音がヨーロッパのしっとりとした感触なので、当時のビデオのドライな感じよりは、やや粒子の粗いフィルムっぽさのがもっとしっくり来るんだろうな、なんてことは思いました。