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岡崎京子ファンサイト「BIG BOREDOM in WWW」のイケダのブログ。

大場つぐみ・小畑健 / デスノート

ながら見で見始めた映画版デスノート、見終わって俄然興味が増して、昨日買ってきて7時間ほどかけて読了しました。いやしかし、最初に入った書店では2〜12巻しかなくて「読み始められない!」と焦ったものの、別の本屋で無事1巻も入手。


どうしても映画との比較でしか読めないですが、以下感想を。


映画はかなりがんばってたんだなー、と思った。正直決着のつけ方はコミックよりもいいと思った。映画版での結末を知ってるというのが前提にはあるけれど、Lの死亡後のニアとメロはキャラクターとして弱さを感じた、あるいは月と対峙していたLが物語から外れた時点でいささか求心力を失ったのではないか、と思った。HUNTERxHUNTERのグリードアイランド編以降と似た印象を持ちました。あるいはファイナルファンタジー7でエアリス死んじゃうのー!?みたいな。あと魅上照幽々白書の泉水を思い出した。「次から次へ新しい敵が現れては(主人公が)強くなる」的な部分から逸脱したのがデスノートの魅力でもあったと思うので、「次」が出てきた、そこにがっかりしたのかもしれません。あとは、Lの時のような直接の接触でのスリルもなくなりましたし。


映画。藤原竜也はどうだったんだろう。ちょっとイメージが違うんじゃないか、と思った。松山ケンイチはよかったと思います。コミックよりも「甘いもの好き」も伝わってきて。コミック時のコミカルな部分はかなり削ぎ落とされて、シリアスすぎるほどになっていたんだな、と思った。リアルな俳優に役を与える時点でビジュアルに関しては差異が生まれるのは必然だし、そしてそれは許してしまうのに、なんで死神のデザインはそのままなんだろう?またCGである点もいまひとつ違和感を感じた。メディアが変わる時点で、それに合わせた変更はかなりベーシックな部分で行われてしかるべきだと思うので、「死神のCGによる実現」はちょっともったいないのではないかと思った。いいとも特番(?)での爆笑問題・太田のリュークが激似だったのでなおCGでなければならない理由が希薄に感じたのかも。いや、なにより動きなのかなー。


ひとまず以上初読の感想を。