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岡崎京子ファンサイト「BIG BOREDOM in WWW」のイケダのブログ。

岡崎京子 / 秋の日は釣瓶落とし

まだ軽く一度読んだだけなので、内容の誤読とかもありそうなんですけど、簡単に感想を。


これはもっと掘り下げられたんじゃないか、まだまだ広げられたんじゃないか、と思ったんですが、実際そうしたものが「愛の生活」なのかな、とか。実際に当時の「漫画アクション」の雑誌としてのカラー、即ちは読者層が想起できないので、なんともいえないですけど、いわゆる青年漫画誌としてはちょっとドラマに重いかな、って気はしました。


単行本化されていなかった理由がその「短さ」にある部分は少なからずあるとは思うんですが、初出掲載誌の出版社が数社に渡る形の短編集も前例があるにもかかわらず今まで収録されずにいたのは、テーマ自体が「愛の生活」で昇華されたのなら敢えて単行本収録の形を取る必要がない、と考えていたのかもしれません。なーんて、思いました。


ハンバーガー」に関しては、「『ショコラな気持ち』ってどんな本?」と尋ねられたときに「『秋の日は…』のハンバーガーみたいな感じ」と例えるのに適当だなー、と思いました。「ショコラの気持ち」と「ハワイ・アラスカ」を足して2で割ったような感じ?正直、これが収録されていなくても単行本の価値は下がらなかったろうなっていう…。


あまりにも書き散らしな、感想というのもはばかられる感じではありますが、ひとつこんな感じで。