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岡崎京子ファンサイト「BIG BOREDOM in WWW」のイケダのブログ。

乙幡啓子 / 妄想工作, 朝倉世界一 / 月は何でも知っているかも, タモリ / タモリのTOKYO坂道美学入門

ええと、年明けましたが昨年末の購入書籍です。


デイリーポータルZの工作系ライター・乙幡さんの初著作。単行本の情報が出た時点でポストしておきながらようやく買いました。いや、近所の本屋になくて、かといってアマゾンだと書籍はメール便で来ないので、再配達とか気が引けるなーとか思ってるうちに幾年月。結局会社の帰りが早かったときに乗換駅の駅ビル内の書店で購入です。デイリーでの記事を読んでない人にこそお勧めですが、リベンジ工作などもあって、既読の人も楽しめるんじゃないかと思います。回し者っぽい持ち上げ方してる気もしなくはないですが。なによりも乙幡さんの写真が豊富なので嬉しい。ブロマイド写真風ポートレイトは家宝にします。待ち受けにしようかな。キモわるがられるかな。


デボネア・ドライブの巻末で知った、既刊の朝倉世界一短編集。箱庭感というか、ひとつの世界が構築されていて、その中でのロードムービー的な展開は魅力的です。部分部分、後のデボネア・ドライブに通じるような設定というか、配置というか、そういう意味でも面白い。連載を読んでないんでどの程度のペースで進んでるのかわからないですが、「デボネア…」の続巻が早く読みたいです。「Nyanderful」は岡崎京子の「素敵な時間」を思い出しました。


連載自体を知らなかったんですが、面白いですね。語り口はテレビで見るそれとは違っていて、最初ちょっと違和感を感じましたが。「あ、あそこの坂…」と思い浮かぶわけではないんですが、なんていうのかな、新聞の日曜版のコラムを読むような、坂そのものを知らなくても読むことで知識になるような、読み物として楽しかったです。一気に熟読するよりも、斜め読みで何度も読み返したい感じです。