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岡崎京子ファンサイト「BIG BOREDOM in WWW」のイケダのブログ。

岡崎京子ファンサイト BIG BOREDOM in WWW

夏休みなのでトップページにちょっと仕掛けを足しました。「sitebbiw」のロゴ画像部分をクリックすると、トップページ表示要素が概ね見えなくなり、拡大された映像化コンテンツの背景画像のみになります。ソースでいうところのh1部分、「岡崎京子ファンサイト・BIG BOREDOM in WWW」の黒地の部分のクリックで背景画像がランダムで切り替わるので、ロゴクリックのあと、そこをクリックすると、拡大画像のみ次々と眺められる、っていう趣向です。まあ、私は楽しい。

岡崎京子の作品タイトルを映像化する試み

割と最近に手を入れた画像群。たまに思い立っては時間をみつけて手を入れたりしています。

どういう経緯ではじめたコンテンツなのか、どういうポリシーのもとに続けていたのか、続けていくうちで変化があった部分、などいずれ文章として残しておきたい気持ちもなくはない。とは言っても、こういう締め方のときはまだまだですけどね。

岡崎京子 / RUDE BOY, 岡崎京子・増渕俊之 / 岡崎京子の仕事集, ぼるぼら / 岡崎京子の研究, 椹木野衣 / 新版 平坦な戦場でぼくらが生き延びること 岡崎京子論, 文藝別冊 岡崎京子

へルタースケルター公開に合わせての出版ラッシュ。一通り手元に届いて、なんやかやをサイトに反映させました。「映像化…」のリスト部分や詳細情報はもうちょっとちゃんとしたい。


RUDE BOY、仕事集は新刊と思って買っても「掴まされた!」とは思わないはず。安心してどうぞ。リバーズ・エッジ以降、今回のヘルタースケルターで興味を持って、なら、2冊目としては適当ではないコレクターズアイテムかなあ、という気はします。


岡崎京子の研究」、参考文献に拙サイトもあって、多少なりとも役に立ったなら嬉しいなと思います。かなりのマニアックというか、詳細さで、まあそもそもの間口は狭いけど、さらに狭めてる感じが凄いです。必要な人にはこれ以上がない内容だと思います。


「平坦な…」はもともとタイトルの通りリバーズ・エッジを軸として編纂されてたので、そのタイトルのままりりこの絵が使われた新たな装丁にはいささか違和感を感じなくもないんですが、まあ、彼女のバトル・イン・フラット・フィールドの過程としての「堕ち方」と思えば、まあ間違ってはいない。


文藝別冊は、岡崎京子のインタビュー(PEPPER SHOP)が削られて蜷川実花のインタビューが追加されてるので、その辺りどうかなー、と思いました。「増補!?」と。改定新版ですよね、減ったものもあるなら。そして蜷川実花のインタビューと岡崎京子のインタビュー。総特集岡崎京子という題目のもと、それを手に取る読者にとってどちらか価値があるのかっていう。

岡崎京子 / RUDE BOY

昨日、ですかね。Amazonより到着。何も調べずに書きますが、確か宝島がプレサブカル系で景気良かった頃、VOWシリーズの一環でのコミックVOWでの連載だったと思います。1、2回は連載時に読んでるんじゃないかなー。彼女のコレよりは、しり上がり寿のボブ・マーリー関連のマンガで、田舎の高校生くらいの男子がワインを作ろうとして、瓶詰めの葡萄をあけたら、凄い勢いで噴出して、あたり一面紫に染まるっていうのが印象に残ってます。あと、メロディ・フェア(かな?)。高校生野球部員らがロケットの搭乗員になって、船外活動して、ってやつ。あれもこの雑誌だったんじゃないかなー。


爆裂女学校は「よくこの画質で出す気になったなー」が素直な感想です。

岡崎京子 / くちびるから散弾銃

6月6日、復刊されました。内容的にはなんら変更点はなく、装丁もほぼ96年版そのままなので、未読で古本でも手に入ってなかった方やコレクター(私のような)以外は手を出すほどではないかな、と思います。面白いんですけどね。そして改めて「'96」は蛇足というか、まあ、いろいろと思うところが。発売当初の形が正解で、合本版は愛蔵版として完結させるためのもの、ですね。



他、怒涛の出版ラッシュ、ほしのさんがまとめページを作ってくれてますのでリンクを貼っときます。


岡崎京子 / マジック・ポイント(大原まり子と共著), エンド・オブ・ザ・ワールド

4月25日に祥伝社刊行のうちの2作品が新装版として再発売されました。マジック・ポイントには、共著者・大原まり子による「新装版によせて」という文章が、エンド・オブ・ザ・ワールドには雑誌掲載時の扉絵などがカラーイラストとして収録、といった変更点でした。帯を見れば一目瞭然、ヘルタースケルター映画化・公開にあわせての発売のようです。カタログとしてどんどん古くなって新たな読者の目に触れる機会が減ってしまう状況に際して、こうして再カタログされることで今まで未読だったユーザーの目に留まりやすくなる、書店に入荷されやすくなるのであれば、いいことだと思います。

私自身、ゴールデンウィークでちょっとはまとまったお休みが取れているので、サイトの方に新装版についてのデータを反映させました。

岡崎京子 / 森 岡崎京子未刊作品集

おとつい、16日にamazonより手元に届きました。個々の短編については置くとして、パッケージそのものに関してはtwitter呟いた内容がまとまってたので以下に記しておきます。


「未単行本化」は減っていくので求めるハードルが高いのかもしれないけれど、「恋とはどういうものかしら?」のような短編集としてのコンセプトが欲しい、が正直な感想。そうじゃないと、なんか、ねえ。今まとめなくてもいいじゃん、みたいな。


んで、装丁。けして悪くはない。悪くはないのだけれど、装丁のが勝ってしまっている。独立して強すぎる。元気だった頃の彼女の単行本であるのなら、作品に対しての加筆・修正であったり、「あとがき」であったり、装丁と並行する彼女のブックデザインと対峙する何かしらがあったはずで、その辺りで残酷さを感じなくもないです。


「やさしくしてね」は勢いのある頃のもので、読んでて気持ちよかった。


拙サイトのアップデートとしては、昨日の朝ひとまず年表ヒントのほうを対応して、今しがた要約映像化のリスト手を入れました。何か抜けとか不具合あったらご指摘いただけると幸いです。映像化もブランクのものが増えてきたし、また何か新鮮な画像いじりをしたい気はしますね。それはもう個人的な愉しみでしかないですけど。