秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~
★ちょっと前に深夜帯にテレビ放送があったのを今日見ました。「秘密結社鷹の爪」自体は、妻と良く行く美容室で髪を切ってるときに流れているのを観たりはしてたんですが、映画版の長尺は初めて。「長いな」と思ったのは確かだったんですが、十分に面白かったのも確かです。
★テーマ性であったり、メッセージ性であったりというのはいろいろ議論できる部分だとはおもうんですが、まあ、「何が言いたかったのか」は置いといて、「提示している」という状況にはちょっと拍手を送りたい。もっと自主製作なゲリラな形のほうがより面白いものが出来たんじゃないか？と思わなくもないですが、商業ベースの上でこれが作られた事実はそれだけで最高の冗談だとも思います。
★そういった意味では、(これが2作目ではあるというものの)何度も映画化されてしまうと冗談の部分よりもビジネスが先行してしまって、面白みに欠けてしまうなというのは残念な感じです。それは映画自体の面白さとは無関係の、プロダクトのスタンスというかアプローチの部分での面白さであって、たとえば10年20年経った時に、状況を知らずに観た人には伝わらなくなる部分ではありますけどね。
